2011年11月スロバキア講習会

11月16日より22日までスロバキア国バチスラバ市にて講習会を行ってきました。
今回で第4回目となりますが、市内0℃の出迎えを受け身の引きしまる思いでしたが夜間は更に5℃以上下がります。
ここは武道やスポーツの盛んな国で、講習会と同時期にフェンシングやアイスホッケーの国際大会が開催されていました。同じホテル内には世界中の選手たちが同宿しており熱気あふれる館内でした。
さて、今回の講習会場は2回目となる高校の体育館を使用し金土日の3日間で計10回の稽古を行い特に武器技に重点を置きました。15カ国からの参加者が集い、新しい顔ぶれも多数見られました。
毎回講習会で話しますが武器稽古の時は実戦の場を描きながらでないとだらだら型が決まらず、身を危険にさらすことにもなりかねないと厳しく言いながら進めていきました。
速さや強さにとらわれず安定した体さばき・無駄のない動きを身につけることが大切だということを認識していただきました。
剣さばきと体さばき・杖の身体の角度の違いなど図で表しながら理解してもらうことに時間を使いました。
最後は「開祖や守弘先生の厳しい考えのもとに現在の稽古がある、その思いに恥じないような稽古を心がけて下さい」と閉めました。
スロバキアの古い文化や建築物にを肌に感じながらの日時でしたが、集まってくださった皆様、主催されたスロバキアのステファン・クリラ先生ならびに門人の方々に深く感謝申し上げます。
11月21日 早朝オーストリアのホテルにて

 
仁弘