平成十七年 己酉

平成十七年 己酉(きのととり)皇紀 2 千 6 百六拾 5 年のめぐり、早 3 月。

昨年 2 月の発足式より 1 年が過ぎ、心新たに活動しております。この 1 年はめまぐるしく過ぎ、亡き父の言葉の一つ一つを思い起こしては、今更に半身の重要性をかみしめています。 3 月は大学生の合宿もあり基本の大切さ、開祖の言われた堅い稽古の意味を学生とともに痛感いたしました。 剣の素振り・杖の素振り・半身のバランスなど、いまだ至らない自分を叱咤しています。

4 月デンバーの本間先生・リノのビンツ先生・フロリダのステファニー先生と廻るメキシコ・ブラジルの講習会 ならびに交流稽古がとても楽しみです。 岩間を 2 週間ほど留守にするのは弟子たちに申し訳なく思いますが、一人でも多くの方々に開祖の心を感じていただければと、 腰の具合もなんのその、がんばりたいと思っています。 �信合氣と名づけた意味も皆様、ご配慮くださいます様よろしくお願いいたします。 先日、母と茶を飲みながら開祖の信仰心について話しておりましたら、開祖の 1 日は祝詞で始まり祝詞で終わっていたと話してくれました。 私も大先生が早朝玄関の前で四方の神様にお祈りしていた姿を今でも覚えています。 齊藤家の最初から最後までは開祖なしでは語れないほど開祖ご夫妻と我が家は一緒でした。 毎朝、胆練館のお不動様に祈りながら開祖と亡き父に合掌の日々です。

4 月の南米のあとでまた会いましょう。

仁弘