齊藤守弘顕彰碑 除幕式典 あいさつ

本日は コロナ禍の際中にもかかわらず、世界中の守弘先生の所縁(ゆかり)の方々のお力添えにてここに顕彰碑の除幕式を迎えることができたことを深く感謝申し上げます

父守弘の開祖ご夫婦への想い、その中でも新婚当初開祖ご夫妻の和歌山弁がなかなか理解できなかった母の想い。

晩年、はつ奥様が寝たきりの状態のなか開祖でさえも理解できない妻の言葉を母だけが理解し伝えていたなどその献身は開祖も感嘆していました。

18年間寝る間も惜しみなく支えた母の姿を私達きょうだいも誇りに感じていました。

開祖ご夫妻亡き後も、道場や神社を守る姿から両親が開祖ご夫妻への尊敬を保ちながら、お二人との強い絆を持ちつづけていることがわかりました。

その絆は齊藤家の名誉であります。

合気道を伝承していくことにおいても同様であると思います

岩間スタイルと呼ばれる言葉が世界中に広がっていったことは、守弘先生の偉大な功績でありそれを支えた母と共にこの顕彰碑に込めることにいたしました

守弘先生が追求して止まなかった開祖の心技をさらに追い求めていく所存であります

話は尽きませんが、顕彰碑の意義を各自も同様に人生の糧として、また楽しく追求してくだることを希望して本日のあいさつとさせていただきます

最後に両親および家族一同より重ねてお礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

齊藤仁平