カテゴリー別アーカイブ: Sensei’s Word

塾長コラム – JUKUCHO COLUMN

昨今、時節の過ぎゆくさまが洪水のように押し流されていくように感じる。
若い時分は、退屈にも似たじれったさだったのが嘘のようだ。(料理修業の長い一日、
夏の暑い日に時間が止まってしまったのかと思われた流れる汗の中での稽古・・・)
父の言葉を思い浮かべてみると「おれには時間がないんだ、一時も無駄にはできない。
今に海外の人たちへ教えを授ける日が来るかもしれん」と激を飛ばしていた姿。
本当にそんな日が、やってきて開祖の残された技の保存に忙しい生活を過ごしていた父。
そんな父が逝って、来年は13回忌を迎える。
それだけ自分も歳を重ねているわけだが、幸い4人の息子のうち2人が合気道を継続しているが未だ若干若く、まだ数年は頑張りどころである。
まさに「親の意見と冷酒は後から効く」
今年のお盆を前にした心境である。

マネーボール

ブラットピット主演マネーボールという映画が発表されている。
実在の人物がモデルで常識と思うことを分析や統計でわりだしチームを作って、最下位の野球チームを立ちなおすという映画だ。
私も現在稽古している技の常識をいろいろな角度で分析しながらこれでいいのか、実戦で理に合うのかと思い巡らせる。自分の師や先輩方に対して思い考えていた疑問と映画がだぶり、独立した時の葛藤や決断を思い出す。
今年は東日本大震災や世界中での自然災害の多い年である、難題・課題を抱えながらも 来年は皆様と喜び合うことが多くできる年にしたいものです。

 
仁弘

2011年11月スロバキア講習会

11月16日より22日までスロバキア国バチスラバ市にて講習会を行ってきました。
今回で第4回目となりますが、市内0℃の出迎えを受け身の引きしまる思いでしたが夜間は更に5℃以上下がります。
ここは武道やスポーツの盛んな国で、講習会と同時期にフェンシングやアイスホッケーの国際大会が開催されていました。同じホテル内には世界中の選手たちが同宿しており熱気あふれる館内でした。
さて、今回の講習会場は2回目となる高校の体育館を使用し金土日の3日間で計10回の稽古を行い特に武器技に重点を置きました。15カ国からの参加者が集い、新しい顔ぶれも多数見られました。
毎回講習会で話しますが武器稽古の時は実戦の場を描きながらでないとだらだら型が決まらず、身を危険にさらすことにもなりかねないと厳しく言いながら進めていきました。
速さや強さにとらわれず安定した体さばき・無駄のない動きを身につけることが大切だということを認識していただきました。
剣さばきと体さばき・杖の身体の角度の違いなど図で表しながら理解してもらうことに時間を使いました。
最後は「開祖や守弘先生の厳しい考えのもとに現在の稽古がある、その思いに恥じないような稽古を心がけて下さい」と閉めました。
スロバキアの古い文化や建築物にを肌に感じながらの日時でしたが、集まってくださった皆様、主催されたスロバキアのステファン・クリラ先生ならびに門人の方々に深く感謝申し上げます。
11月21日 早朝オーストリアのホテルにて

 
仁弘 

2006年 新年のご挨拶

2006 年のよき新年を迎えて門弟の方々にお喜びを申し上げます。 また、昨年お世話になった方々へお礼申し上げるとともに本年が実り多き一年になりますようお祈りいたします。

 さて本年の私の講習会としまして、 1 月マニラ・ 3 月スロバキア・ 5 月スエーデン・ 6 月オーストラリア・イタリア・ 10 月ドイツ・アメリカと予定しております。国内では 6 月大阪で行います。

 また、昨年話をしておりました海外での指導者・門人の方々における日本語教育を進めていってもらいたいと考えております。

3 段以上の昇段者には、かんたんな日本語が理解できれば大変喜ばしいことです。 急ぎのことではありませんので稽古のあとに皆で 5 分でも 10 分でも時間を作って練習してください。 お金をかける必要はありません、指導者にその努力を願います。 技の練習だけではなく開祖の言葉を自分の感性の訳で知るというのはすばらしいことであります。  他人の解釈で知るのではなく、それぞれ個人の考えで自分の色に解釈することが武産合気につながることをおわかり下さい。

仁弘

メキシコ・ブラジルを旅して

4月7日よりメキシコシテイ及びブラジル・リオデジャネイロの講習会に出かけていましたが、無事、21日に帰国いたしました。 メキシコでの前半は少々、腹の具合が悪く、2日ぐらい元気がでませんでしたが、ブラジルでは調子もよくなり、関 係者の方々にご苦労いただきまして、心より感謝申し上げます。 7日に成田を出発する際には強風が吹き荒れる中での離陸。しかし、そんなことはどこ吹く風。ヒューストン空港の大きさにビックリ!  しているところにデンバーの本間先生と合流、久々の再会。ヒューストンからおよそ2時間でメキシコシテイ着。 リノ市のビンツ・サルバトーレ先生、メキシコのフェルナンド先生たちの出迎えを受け、古代文明のメキシコを楽しむことができました。 太陽と月のピラミッド・死者の道など古代遺跡テイオテイ・ワカンのすばらしさなど心に残るものでした。 また、人々の陽気な性格や元気いっぱいの音楽、また水路の船の中での花の色の鮮やかさは今でも目に焼きついています。 メキシコでは約130人の稽古を2回含め、計4回の稽古を行うことができました。メキシコの皆様心よりお礼申し上げます。

4月12日、メキシコシテイ出発。翌13日ブラジル着、途中フロリダのステファニー・ヤップ先生と合流となりリオデジャネイロ空港に到着。 空港には20年ぶりのカルロスさんやリオの本間先生関係の方々大勢の出迎えを頂き、宿泊のホテルにチェックイン。 なんと歌やテレビでも聞かれるコパカバーナの海岸前のリオ・インターナショナルホテルの人となりました。 まずは、海岸や山の上のキリスト像に感慨無量、本間先生のご配慮に感謝しながら只方、合掌するのみ。 ブラジルでは人々の褐色の美しさ、美人の多さ、スタイルさと見慣れた日本人とはちょっと違うと感じたのは私だけではないはずです。 ブラジルに行ったことのある方、いかがでしょう。ね、本間先生! ま、色物はそのへんにして・・・・ 講習会は軍隊の施設の中で行われました。160人以上の参加を頂きました。 多くの方に岩間に残る開祖の技の教えの一端でも感じていただければ幸いです。 まだまだ至らぬ私の講習会に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。 AHANプロジェクトのメンバーならびに本間先生たちのご協力で今回、中南米・南米を廻ることができ、ありがとうございました。 また、先んじた多くの日本人の先生方の協力があったからこそ、今回にいたることができたことも事実であります、 それもさらに心に刻み帰国いたしました。

仁弘